2015年6月23日火曜日

~外に出る、外を歩くことの大切さ~

 4月からりんりんを利用されているKさん。
りんりんでの楽しみは戸外歩行、

「一人で外を歩くことが出来ないし、娘が来ても車での移動が多いから歩く機会なんてないのよ。ここにくると外を歩けるからうれしい、お日様や風を感じて歩くのは最高よ」と一人暮らしで視覚に障害をもっているKさんが、安心して歩ける機会はりんりんに来るときだけだそうで、りんりんに来る前は通院と娘さんが来たときに買い物に行くことが唯一の外出、その他は自宅に引きこもって生活をしていました。

視覚障害の方は、慣れている環境なら一人で行動も出来ることがありますが、外の状況はその都度変わるため、ガイドヘルパー(周りや状況を説明し、安全を守りながら誘導してくれる人)などの付き添いが必要です。

しかし、散歩が目的でガイドヘルパーをお願いするのは難しく、ガイドヘルパーの数も足りなのが現状です。現在りんりんでは、視覚に障害がある方が4名後利用されていますが、どの方も外出の機会がほとんど無い状態です。

そのKさんが、りんりんに通う決心をするまでには、「慣れない環境でやっていけるのか?」「体力的に続けることが出来るのか?」「周りに迷惑を掛けないか?」と見えないことからいろいろな不安があったようです。そのことは、始めて利用された日の緊張した表情からも読み取ることが出来
ました。

しかし、徐々にスタッフや環境にも慣れてきたようで表情も声も明るくなり、「一人で外に出な
いから鍵を掛けるのももたついちゃう、ごめんね」と利用当初はおっしゃっていましたが、今では鍵もスムーズに開閉され「鍵の開閉うまくなりましたね」というと「そう?慣れてきたのね」と恥ずかしそうに答えられました。

また、「前と比べて体力がついたの。歩いているおかげだわ!」と体にも変化が見られたとうれしそうにおっしゃるKさんを見て、見えなくても安心してもっともっと外出を楽しめるように支援していきたいと思うのです。


H27年5月20日 りんりんハイキング~高尾山

5月20日高尾山ハイキングに行きました。
天気は、快晴!
ケーブルカーに上り、山のすそ野に広がる町並みを眺めながら、お弁当を食べました。
新緑に囲まれ、おしゃべりしながら食べるご飯は最高!
アイスクリームやお団子に舌鼓、大満足のハイキングでした。